感性インフラストラクチャー研究室(KIL)が主催する「第1回 世界想像×創造コンテスト」に、全国から330作品のご応募をいただきました。ご応募くださった皆さま、ご案内や周知にご協力くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。

厳正なる審査の結果、ビジュアル部門12作品、ストーリー部門21作品の計33作品が受賞しました。応募総数に対する受賞倍率は約10倍となりました。受賞された皆さま、誠におめでとうございます。

写真から想像し、新しい世界を創造する

本コンテストは、街中や自然の中で自分が撮影した写真を起点に、「何に見えるか」、「何を連想するか」、「どのような物語や情景を感じるか」を自由に想像し、作品として表現する取り組みです。

イラストやCGなどで表現する「ビジュアル部門」と、短編小説や詩、エッセイなどで表現する「ストーリー部門」の2部門で作品を募集いたしました。

日常の風景に新しい意味を見いだし、自分の感じ方を作品にすること。そのような想像と創造の機会を広げることを目指し、研究拠点の設立1周年を機に開催しました。

ビジュアル部門の受賞作品

ビジュアル部門では、最優秀賞1作品、優秀賞1作品、審査員特別賞3作品、入賞7作品を選出しました。

受賞区分名前(年齢)タイトル
最優秀賞夏川まりな(32歳)渋谷を泳ぐくじら
優秀賞大森智広(67歳)羽上のミクロコスモス
審査員特別賞いなずま。(14歳)魚降る空
審査員特別賞キネシン(20歳)抱擁
審査員特別賞tatsukimeg(52歳)竜の日向ぼっこ
入賞木全菜緒(32歳)気づき
入賞まいまいこチーフ(66歳)アフロのあじさいちゃん
入賞西川 航輝(10歳)アン・ドゥ・トロワ!
入賞ゆき乃(47歳)諸行無常
入賞藤田賢三(49歳)建物は私が守る
入賞上田 朱哩(14歳)捨てられるはずの大波、富士を望む。
入賞浦嶋美羽(19歳)妖精たちの生活

ストーリー部門の受賞作品

ストーリー部門では、最優秀賞1作品、優秀賞3作品、審査員特別賞3作品、入賞14作品を選出しました。

受賞区分名前(年齢)タイトル
最優秀賞三ツ尾 一孝(41歳)氷河に浮かぶ魔女が囁く白昼夢
優秀賞八巻孝之(62歳)まだ名前を与えないでいる
優秀賞原若菜(33歳)一度見えてしまったら
優秀賞そばつゆ(15歳)食べられちゃったバニラアイス
審査員特別賞なな(53歳)笑う
審査員特別賞桜井光(40歳)顔のない仏
審査員特別賞休日(35歳)夜明けのドラゴン
入賞Lavita(25歳)孤高のすもも
入賞屋島(17歳)地面にも星屑
入賞チェ・自然(28歳)風はまだ、ほどかない
入賞千代原礼苑(30歳)メガネに映る安心笑顔
入賞田中蒼空(19歳)君へ
入賞平川ミシェリ(16歳)白龍と白い鳥
入賞久末真奈美(19歳)てっぺんまであと少し
入賞ラッキーベッキー(20歳)空をしまう池
入賞野末千夏(18歳)夜花
入賞HIBIKI(23歳)くじら島、大発見!
入賞島崎蓮子(22歳)少年が見た夢
入賞河野美菜子(37歳)龍さんのお散歩
入賞佐藤崚晟(20歳)火鳥風月
入賞菜ノ花(22歳)雷ふんじゃった

※氏名・ペンネームは、ご応募時に選択された掲載名を使用しています。年齢は応募時点のものです。

※現在、受賞作品を紹介する作品集の書籍化と、広島県内での展示に向けて準備を進めています。作品集はPOD(プリント・オン・デマンド)による刊行を予定しています。発売や展示の詳細は、決まり次第、研究室のWebサイト等でご案内いたします。

審査の流れ

STEP1
コンテスト審査員2名が審査 (一次審査)

公開されている審査基準に基づき、厳正に審査を実施

STEP2
コンテスト審査員長の川北輝が審査 (二次審査)

STEP3
審査員3名で受賞区分の決定 (最終審査)

最終審査会にて計33作品を選出

審査員長・川北輝のコメント

この度は、全国から多くの作品をお寄せいただき、ありがとうございました。身近な風景に目を向け、そこから想像を広げ、作品として届けてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

審査では、募集要項に記載の審査基準に基づき、もとの写真そのものの美しさや魅力、写真から広がる発想、作品のコンセプト、そして絵や言葉による表現を総合的に拝見しました。何を見つけ、どのように感じ、それをどのような世界として形にしたのか。写真と作品を行き来しながら、そのつながりを大切にして選考いたしました。

同じ景色を見ても、そこに見いだすものは一人ひとり異なります。自分の見立てを表現し、誰かの作品を通じて、自分にはなかった見方に出会う。そうした機会を社会の中に継続してつくることが、私たちの目指す「感性を育む社会基盤=感性インフラ」の実践につながると考えています。

今回、ご応募くださった方々の観察と想像、そして制作への取り組みが、このコンテストを形づくってくださいました。これからも、日常の中でふと心が動いた瞬間や、「何かに見える」と感じた発見を大切にしていただければ嬉しく思います。研究室としても、書籍や展示などを通じて作品との出会いを広げ、感じること、想像すること、つくることを楽しめる機会を育んでまいります。

また来年、「第2回 世界想像×創造コンテスト」で皆さまの素敵な作品に出会えることを楽しみにしております。ありがとうございました。

審査員長 川北 輝 (感性インフラストラクチャー研究室 主宰)

審査員コメント

・「この写真から、こんな世界が生まれるんだ!」と驚きがあることが、審査の楽しさでした。写真そのものが綺麗で見入ってしまうこともあれば、作品やコンセプトを見てから写真に戻ると、最初とは違うものが見えてくることもありました。私は、作者の「これに見えた!」という発見が伝わってくる作品に、特に惹かれました。私自身も、いつもの道を歩くときに、少し立ち止まって周りを眺めてみたくなりました。ご応募してくださった皆さま、ありがとうございました。

・私は、作品を見終わった後に、もう少しその世界のことを考えていたくなるような表現が好きです。今回も、タイトルの意図が気になったり、コンセプトを読んで作者の思いに近づけた気がしたりと、作品ごとに立ち止まるきっかけがありました。審査を終えた今、皆さまが次にどんな風景を見つけ、何をつくるのかも気になっています。これからも、思いついたことや心が動いた瞬間を、ぜひクリエイティブな作品にして見せていただけたら嬉しいです。

開催概要

  • コンテスト名:第1回 世界想像×創造コンテスト
  • 募集部門:ビジュアル部門・ストーリー部門
  • 応募総数:全国から330作品
  • 受賞作品数:33作品(ビジュアル部門12作品・ストーリー部門21作品)
  • 主催:感性インフラストラクチャー研究室
  • 後援:中国新聞社、広島エフエム放送

コンテストの開催趣旨・募集要項はこちら